タイの海より最新情報 〜 タイ、ビッグブルー
こんにちは、タイのカオラックよりビッグブルーの大村です。
日本でもニュースになった通り、高水温で白化したサンゴを保護するために一部のダイブサイトが封鎖されます。国立公園の判断では、今のところはシミラン諸島では特に被害のひどかったイーストオブエデンとビーコンリーフという2カ所のみ閉鎖するということです。
一部のニュースではあたかも全てのポイントが閉鎖するような伝わり方してますが、まだまだ綺麗なサンゴもいっぱい残っていますし、上記2カ所以外のダイブサイトではこれまで通り潜る事ができます。
下の写真は、『イーストオブエデン』が閉鎖される2日前(1月19日)に撮ったものです。一番有名だった超巨大ウミウチワ『ジャイアントシーファン』は浅かったのでやられましたが、20m~30mには人の背丈以上もある巨大なウミウチワが林立しています。写真細部を見てもらうと分かると思いますが健康ですよ。
でも、以前のような美しい水中景観が回復するようこのポイントを閉鎖してできるだけストレスを与えないようにすることには賛成です。
次の写真は、昨日(1月25日)に『リチェリューロック』で撮って来た写真です。ご覧の通りびっしり健康なソフトコーラルに囲まれたトマトアネモネフィッシュも元気です。
浅場のハードコーラル(特にエダサンゴ)がダメージを受けたのは事実ですが、15mより深いところではアンダマン海ならではの美しいソフトコーラルが残っています。また、巨岩・奇岩の地形派ポイントや、魚影の濃さ、インド洋/アンダマン海の固有種などなど、見どころは満載です。
と言う訳で、まだまだ楽しく潜れるアンダマン海ですが、白化のダメージが少ない水深20m~30mでより長く時間を使えるナイトロックスがオススメですよ。