Diving in Galapagos ガラパゴス・ダイビング情報
絶海の孤島で生命の進化を体感する
ガラパゴス・シーズナリティGalapagos Diving Seasonality
月 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
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気候 | 雨季 北東からのパナマ海流の影響が強くなり、温暖で雨が降りやすくなる。スコールのようなもので、1日中降り続くことは少ない。 |
乾季 南東からのフンボルト海流の影響が強くなり、降水量が少なく、気温は比較的下がる。 |
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平均気温 | 26℃ | 27℃ | 28℃ | 27℃ | 25℃ | 24℃ | 22℃ | 21℃ | 22℃ | 22℃ | 23℃ | 24℃ |
平均水温 | 23℃ | 24℃ | 24℃ | 24℃ | 23℃ | 23℃ | 22℃ | 18℃ | 20℃ | 21℃ | 22℃ | 23℃ |
見られる生物 | ジンベエザメ、ハンマーヘッドシャーク | |||||||||||
アシカ | アシカが最も活発になる | |||||||||||
ポイントによりマンタが増える | ||||||||||||
ガラパゴス全土 |
サメ(ハンマーヘッドシャーク、ガラパゴスシャーク、ホワイトチップシャーク、ブラックチップシャーク、ネムリブカ) エイ(マダラトビエイ、スティングレイ、トビエイ、ヒモイトマキエイ) 回遊魚、群れ(バラクーダ、ロウニンアジ、マグロ、タイ、イエローテールサージョンフィッシュ) マクロ系(ガーデンイール、レッドリップバットフィッシュ、カエルアンコウ、タツノオトシゴ、ハナミノカサゴ) その他(マンタ、アシカ、アザラシ、イルカ、クジラ、マンボウ) |
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ダーウィン・ウォルフ | タイガーシャーク、バショウカジキ、イルカ、シャチ | |||||||||||
イザベラ | マンボウ、ガラパゴスペンギン、カモティージョ、レッドリップバットフィッシュ |
※あくまでも目安ですピークになる日が前後したり、群れの大きさが変わることがあります
ダイビングシーズン
基本的に1年中ダイビング可能。ダイバーにとっては大きくシーズンは2つに分かれており、最も面白くなるのは現地で「フンボルトシーズン」と呼ばれる6月~11月頃。この時期は南極からの寒流とともに大量のプランクトンが流れ込むため、ジンベエやハンマーヘッド、アシカをはじめとした大物の遭遇率が特に高くなります。逆に現地で「パナマシーズン」と呼ばれている1~5月は熱帯気候となり、暖流により比較的水温が温かく、透明度も高く、より快適なダイビングが楽しめます。プランクトンが減少するため上記のような大物遭遇率は下がるものの通年魚影は濃く、マンタの遭遇率は高くなります。ただし、水温は高い時期でも20前半ほどのため、基本的には5mmのフルスーツが主流。
ダイビングスタイル
デイトリップもしくはクルーズの2パターン。
デイトリップの場合は、主にサンタクルス島から午前中に2ダイブ。有名な「ゴードンロック」や。サンタクルス島周辺の離島周りを潜ります。ほとんどのポイントがドリフトダイブとなります。クルーズの場合は7泊、8泊等の長い日程が多く、サンタクルスもしくはサンクリストバルから出港となります。1日最大4本のダイビングをお楽しみ頂けます。
アフターダイブ
デイトリップの場合、戻りの時間はポイントによって異なるがおよそ15時頃となるので、アイランドホッピング等を追加することは難しいですが、プエルトアヨラの近郊を散策やトレッキングなどをお楽しみ頂けます。日程に余裕があれば、フリーの日を1日設けてアイランドホッピング等のツアーに参加するのがオススメ。島により異なる地形や生物を観察することが出来ます。
ガラパゴス ダイブポイントGalapagos Diving Point
【ウォルフ島】
サメ&大物狙いのダイバーにうってつけのポイント。
かなりの頻度でハンマーヘッド、ガラパゴスシャークが群れ、運が良ければジンベエザメにも出会えます。
その他にもイルカの群れ、マグロの群れ、トビエイ、バラクーダの群れ、アシカやウミガメもよく見られます。
海底付近にはウツボが群れる姿も。セントラルアイランド付近のポイントに比べて水温も若干高く、インドパシフィックを代表するさまざまな生き物を見ることができます。
【ダーウィン島】
ダーウインの象徴ともいえるのが「The Arch」というポイント。
このポイントでは1本潜るだけでも、ハンマーヘッドの群れ、ガラパゴスシャーク、巨大なマグロの群れ、ロウニンアジ、マンタ、ヒメイトマキエイがお約束のように現れます。6月~11月にかけてはジンベエザメも高確率で出現します。運が良ければタイガーシャーク、バショウカジキ、シャチまでもが現れ、ダイバーを驚かせます。
【ゴードンロック】
サンタクルス島から日帰りで行ける、最も人気のポイント。
マンタ、マダラトビエイ、ハンマーヘッド、ガラパゴスシャークなどが現れます。流れは中くらいですが、海況によっては非常に強くなり、ダウンカレントとなることもあるので一定の経験本数が求められます。
【ノースセイモア】
カメラ派にとってはどのレンズを使用して良いか困ってしまうほど豊富な生物を狙えるポイント。小さな魚から巨大なマンタ、多種のエイ(マダラトビエイ、マダラエイ、ゴールデンイーグルレイ、スティングレイ)、ホワイトチップ、ハンマーヘッド、アシカ、ウミガメ等と遭遇します。マンタが増えるのは12月~4月頃。"
【フロレアナ(サンタマリア島)】
サンタクルス島の南に位置する島。水深15m付近でキングエンゼルフィッシュの群れ、フグ、タイ、ハタ、ハンマーヘッドシャーク、ホワイトチップシャークなどを見ることが出来ます。フロレアナ島近くの「チャンピオンアイランド」はウォール沿いにドリフトダイブ。ドリフト中にアシカやサメ、エイ、ウミガメなどが次々と出てきます。もう一つ、「デビルズクラウン」というポイントでは数多くのトロピカルフィッシュ、ハタ、タイ、エイ、サメ、アシカやウツボなどを見ることが出来ます。
【サンタフェ島】
ガラパゴスのダイビングポイントの中では比較的初心者にもやさしい、流れが穏やかなポイント。しかしダイビング中はアシカやホワイトチップシャーク、エイや群れを見ることが出来ます。また、豊富な魚種のみならず、深度16mほどのところに存在するケーブ等、地形もお楽しみ頂けます。
【ダプネ・マヨール島】
プエルトアヨラから陸路とボートでアクセスするポイント。ウォールダイブで、やや流れがあります。このポイントの目玉は頻繁に訪れるマンタ。通年プランクトンが多いこのエリアにマンタが集まります。その他、ガラパゴスシャークやホワイトチップシャークなどにも遭遇出来ます。
【カズンズ・ロック(バルトロメ島)】
バルトロメ島の南に位置するポイントで、ウォール沿いのドリフトダイブ。ホワイトチップ、ハンマーヘッドシャーク、アシカ、アザラシ、ウミガメ、マダラトビエイやバラクーダの群れ、その他ロブスター等様々な甲殻類、タツノオトシゴ、カエルウオ等マクロの被写体も豊富。
【モスケラ島】
ノースセイモアにほど近いところに位置する島周りのポイント。
バルトラ島との間にあるチャネルをドリフトする。アシカやエイ、ハンマーヘッドシャークやブラックチップシャーク、マンタなどを見ることが出来ます。水底まで下ると見渡す限りのガーデンイールが存在します。
【ピンソン島】
初心者からベテランまでお楽しみ頂けるポイント。暖かい時期にはマンタやイルカ等がレギュラーメンバーとして遭遇することが出来ます。その他、固有種のレッドバットフィッシュやタツノオトシゴ、ロブスター等のマクロ、ウミガメ、アシカ、サメ等をお楽しみ頂けます。