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Diving in Santoバヌアツ・サント島ダイビング情報

世界最大級の沈船「SSプレジデント・クーリッジ号」を潜る

バヌアツ・サント島のダイビング事情

サント島は正式名称を「エスピリトゥサント島(Espiritu Santo)」と言い、バヌアツの中では最大の島。 この島にはバヌアツの名前をダイバーの間に知らしめている巨大な沈船「SSプレジデント・クーリッジ号」が眠っています。 全長は200mオーバー、幅25mもの巨大な船。何年もかけて通っているダイバーも多く、 船体内をくまなくゆっくり見ていくことをステイタスにしている方もいるほど。
「SSプレジデント・クーリッジ号」は時を遡ること1931年、アメリカの豪華客船として運航していました。 しかし、第二次世界大戦に入るとアメリカ軍の要請で改造、5,000人もの兵隊を乗せる輸送船として改造されました。 時は流れ1941年のある夜、5,500人もの兵隊を乗せた「SSプレジデント・クーリッジ号」はニューカレドニアを出て、サント島へ向かった。 当時、サント島周辺は敵の侵入を防ぐため、島周辺の多くの機雷が張り巡らされていた。 入島用に一ヶ所、安全水路が設けられていたのですが、この日の船長はそれを知らず機雷をまともに受けることに…。 何とか船首を着岸させ乗組員は避難したものの、衝突から45分後、船はゆっくりと海底に沈んで行きました。
そんな歴史を持つ「SSプレジデント・クーリッジ号」は今では世界中のダイバーが集結する有名なレックダイブポイント。 あまりに範囲が広大なため、2,3日では到底すべてのエリアを潜ることができません。レック好きな方、是非一度、その姿を直接確かめて見て下さい。

サント島・シーズナリティSanto Diving Seasonality

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気候 雨季 乾季 雨季
最高気温 30℃ 29℃ 28℃ 27℃ 28℃ 29℃ 30℃
最低気温 22℃ 21℃ 22℃
平均水温 28℃ 27℃ 25℃ 26℃ 28℃
透明度 やや落ちる 良好 最も良くなる 良好
見られる生物 ハナダイ、ウメイロモドキ、スズメダイなどの魚種
サンゴ、沈船など季節を問わない生物、見所がメイン

※あくまでも目安です。ピークになる日が前後したり、群れの大きさが変わることがあります

バヌアツ・サント島 ダイビングシーズン

通年潜ることが可能です。最も海況が安定し、透明度が良くなるのは6月~12月の冬季。
サント島は他のエファテ島、タンナ島に比べて赤道に近く、冬季でも最低気温20度を下回ることはありません。

バヌアツ・サント島 ダイビングスタイル

リゾートからボートで出航、2ダイブ潜ってリゾートに戻るスタイル。
沈船は水深が深いため、水面休息はしっかり取ることになっており、船上で2時間程度過ごすことになります。 船酔いが心配な方は薬などの用意をお忘れなく(どうしても苦手という方はビーチからのエントリーをオススメします)
安全管理が徹底されており、ガイドはツインタンクとポニータンクを携帯して潜り、3mの安全停止ステーションには13.1ℓの予備タンクも置いてあります。 水深に応じて滞在時間は変わりますが、浮上時には12mで3分、6mで5分,3mで12分と安全停止を必ず行っています。
また、フライトの24時間以内は潜ることができません。

バヌアツ・サント島 アフターダイブ
アフターダイブ
湧水でできた泉「ブルーホール」が6つあり、神秘的な光景を見ることができます。
北部にある「シャンパンビーチ」は世界有数の美しいビーチ。海水と湧水が混じる地点がシャンパンのように光り輝くことからその名前がついたと言われています。 スノーケルで楽しむことも可能です。

サント島のダイビングサービスSanto Diving Service

バヌアツ・サント島 ダイブポイントSanto Diving Point

>サント島 ダイブポイント
【SSプレジデント・クーリッジ号】
【SSプレジデント・クーリッジ号】
サント島へ来るすべてのダイバーが潜ると言っても過言ではないレックポイント。水深は21~70m。広大なエリアのため レベルに応じて適切な水深、潜り方を行います。内部に入ることも可能で、ガイドが船内の備品などを紹介してくれます。
一番人気のコースは水深40m付近にある装飾品「ザ・レディ」を見に行くコース。 船内を進んで行く途中に複数並んだトイレやタイプライターなどを見ることができます。
【ミリオンダラーポイント】
【ミリオンダラーポイント】
クーリッジ号のすぐすばにあるポイントで、戦車やジープ、タイヤなどが山積みになっている場所。
第二次世界大戦後にサント島を撤退しようとしていたアメリカ軍は、当時利用していた戦車やジープ、トラックなど多くの機材を放棄しなければならなくなった。 当時のフランスとイギリスの共同領地であったニューヘブリデス政府に10分の1の値段で引き受けてくれるよう頼んだが、政府が断ったため アメリカ軍はすべての機材を、両政府の目の前で爆発させて海に沈たた場所がここ。
それらの機材の当時の値段から「ミリオンダラーポイント」と名付けられています。
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