30もの島々で成り立つ小笠原諸島。民間人が居住するのは父島・母島の2島のみ
オールシーズン出迎えてくれるイルカたち
日本でしか見ることができないチョウチョウウオ「ユウゼン」
父島を代表するポイント。水深50mから立ち上がる2つの根の周辺を潜ります。マグロやギンガメアジ、ウメイロモドキがわんさか! 根の上を見上げれば息を飲むようなブルー、中層は魚影、駆け巡るイソマグロ。是非とも潜りたいポイントです。
秋から冬の人気スポット。ギンガメアジやウシバナトビエイの群れが登場する確率が高く、ドリフトでダイナミックなダイビングが楽しめます。 少々難易度の高いポイントなのでスキルアップして臨みましょう。
こちらは主に年末年始~3月位がベストシーズン。 小笠原は夏に見所が集中しますが、この時期シロワニがほぼ確実にみられ、 湾内で海況が悪い日も行けるためザトウクジラと共に、冬場のイチオシポイント。
父島の北、聟島列島(むこじまれっとう)最南端、嫁島にあるマグロ穴。小笠原といったらここ!と言うダイバーも多い。凱旋門のようなアーチ状の岩の下にマグロが群れる世界的にも珍しい場所です。 多い時には100匹以上!イソマグロは大きいものは1mオーバーの個体も多く見られ、迫力と美しさ共に群を抜いているポイント。
港から徒歩5分、アーリーアメリカン風なホテルタイプ、ダイビングショップ併設の宿。
全ゲストルームからは二見湾、旭山が一望でき、ゆったりサイズのベッド、バスタブも好評。
1972年に創業した父島でも歴史ある民宿。年数は立ってますが客室は清潔、食事は島の魚を利用した絶品料理。
宿の隣が観光名所でもあるセント・ジョージ教会。親切なオーナーと食事にリピーターも多い。
家族経営の民宿。全5室とこじんまりとしているのでアットホームさがより感じられるはず。
街中から車で6分。周囲に1件しかない静かな宿。美味しい湧き水が出ることでも有名。
和食中心の食事で滞在中、島寿司が振舞われる。海が目の前に広がる絶好のロケーション。
上記で紹介したヴィラシーサイドのアパートタイプの宿。食事はヴィラシーサイドでの提供となります。
1972年からある老舗ですが2012年春にリフォームして新装オープン。宿の食堂は現地の方も訪れるほど美味!
潜りたいポイントのベストシーズン(ケータならGW~夏、二見港湾内などシロワニの群れなら1月~4月など)や2月~4月のザトウクジラ、群れの夏、透明度の秋など四季折々の表情を持つ小笠原。
休みと行きたいシーズンを早めに押さえるのが吉!
豊富な魚影やイルカなどは通年見ることができます。
メリットの裏側にはデメリットも。夏は海の状態は最高ですが大変混み合う時期。特にお盆や予約が取れないということも。宿、現地サービスは船の予約が確定しない限り仮予約のみ、という所も多いです。
また、台風の影響などで海況が悪い場合、運航状況が変わることも。
逆に冬季は台風の影響、混雑は少ないですが、波の影響で行けるポイントに制限あり。水温は19度程まで下がります。
小笠原へのアクセスは東京・竹芝桟橋から出る「おがさわら丸」と呼ばれる貨客船のみ。1979年に就航し現在で3代目。2代目より定員は125名増加、個室も数、バリエーションが増えより利用しやすくなりました。
もちろん、島へ物資を運ぶ運搬船もこの船のみ。新聞なども1週間分がまとめて届けられるのです。
GWや夏季などのハイシーズン以外は週1便で運航しているおがさわら丸。従って最短のツアーでも6日間となります。ハイシーズンは増便のため7日間や10日間といったツアーもできます。
片道24時間、東京・竹芝桟橋を午前11時に出航、戻りは15:30着となります。前後1日は船中泊となるので6日間の場合、潜れる日数は3日間となります。
おがさわら丸は状況に応じて客数制限となる場合も。また事前に唾液によるPCR検査を実施(キットは無料で自宅に郵送されます)、乗船の前日もしくは前々日までに竹芝ターミナルに提出しないと乗船ができません。
現地でも密や会話を避けるため、人数制限やマスクの着用のお願い、ダイビング後のロギングが中止される場合もあります。
小笠原島内は野営やキャンプが全面禁止となっています。宿が取れないからと言ってビーチでテント、というわけにはいきません。携帯電話はドコモ、SoftBank、auが普通に使えますが、街から離れると使えないエリアも。
飲み水の確保ができない場所も多いため、熱中症などになると危険!事前準備をしっかりと行い、細心の注意を払うようにしましょう。
宿、船、ダイビングの手配からレンタカー、オプショナルツアーなどピーク時は手配のハードルが高い小笠原旅行。最近ではコロナウィルス対応などで手配した内容が急に変更となる場合もあります。
旅行会社のダイビングパッケージツアーなら連絡先は一つで済む他、急な変更や台風などの情報を事前に素早くお知らせすることができます。
楽しかった旅も終わります。小笠原から船が離れる時、多くの島民が送迎に来てくれます。宿やガイドの方々が手を振る中、ゆっくり港を離れて行く光景は感慨深いものがあります。
さらに、ボートを所有しているダイビングサービスなどはしばらく追いかけてきてくれます。また来たい!強く思わせてくれる光景です。
群れの奥に群れ、が小笠原の日常
アーチが印象的なポイント「マグロ穴」
目の前にイソマグロが迫りくる様子は迫力満点